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Showing posts from March, 2014

ヒップホップ・スタートアップ

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ちゃんと確認せずに部屋の電球をかえたら照らす角度がせまいせまい。ますます部屋が暗くなってしまった。 で、今月の「 WIREDマガジン VOL. 11 」の特集「ヒップホップ・スタートアップ」がおもしろかった。 アントレプレナーの必読書『リーン・スタートアップ』の理論は、Mixtapeビジネスの仕組みで説明できる。 成功する起業家は、みんなJay-Zを聴いている。そしてJay-Zは、音楽よりもビジネスで稼いでいる。 スタートアップに必要なすべてはヒップホップに詰まっている。 ヒップホップが好きなアントレプレナーとして、この特集記事はスルーできない。 WIRED編集部との共著『ぼくらの新・国富論』を上梓したばかりの並木裕太は、実はLA育ちの超ヒップホップフリーク。彼を起業へと導いたのは、ラッパーたちからの熱いメッセージだった!? というわけで、元マッキンゼー史上最年少役員の並木裕太さんという方がいくつかの歌詞を超訳付きで紹介されているのだけど、これとかいいですね。 Don't be worried 'bout the next man, make sure your business tight. 競争相手のことは気にすんな、自分の存在意義をタイトにしろ。 - Get Your Monery Right (by Dr.Dre feat.The Game & Jay Z) 「tight タイト」という言葉はヒップホップの頻出語で、タイトなスケジュールとかタイトスカートで使われる「きつい」みたいな意味の他に、ヒップホップでは「かっこいい」的な意味が含まれてて、これは本当にいつも意識してる言葉。仕事に限らず、タイトに生きたいといつも思う。 すごい訳し方だけど、これもいい。 I'm not a businessman, I'm a business, man オレはサラリーマンで終わらない。オレはアントレプレナーなんだ! - Diamonds from Sierra Leone (by Kanye West feat. Jay-Z) オレは商売をしてるんじゃない、オレが商売なんだ、みたいなね、わかります。オレは仕事をしてるんじゃない、オレがすることが仕事になるんだ、とか。 で、

ハリウッドスターのセルフィ

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2月末締め切りを乗り越えて、ちょっと気持ちが落ち着いて、ふと気がつけばもう3月5日。ふう。 さて、ハフポストにおもしろい記事があったのでメモ。  「アカデミー賞、320万回RTの「自撮り写真」はサムスンのPRだった。しかし...」 http://huff.to/1fYVHO8 引用しておくと、 3月3日に発表された、アカデミー賞。ここで話題になったのが、ブラッド・ピット、ブラッドリー・クーパーらハリウッドスターが集まって「自分撮り」した画像のツイートだ。 If only Bradley's arm was longer. Best photo ever. #oscars pic.twitter.com/C9U5NOtGap — Ellen DeGeneres (@TheEllenShow) March 3, 2014 司会者を務めた女優のエレン・デジェネレスさんが投稿したもので、わずか1時間で100万リツイートを突破。5日10時時点で320万を超えており、リツイート数の世界最高を記録した。 この写真が撮影された舞台裏に、2000万ドルを投じて授賞式の中継のスポンサーとなった、電子機器メーカー、サムスンの存在があるという。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、司会者のデジェネレスさんがサムスンのスマートフォン「Galaxy」シリーズを舞台に持ち込んで、授賞式の最中に露出するという広告手法で、320万リツイートの「あの写真」もGalaxyで撮られていることが報じられている。 が、ただ広告として使われただけではなかった。 サムスンは1リツイートにつき1ドルを、デジェネレスさんが選んだチャリティに寄付することを約束しており、デジェネレスさんは、St. Jude Children’s Research Hospitalと、The Humane Society of the United Statesに半額ずつ贈ることを決めたという。 3年前のシロシベツイート募金のことを思い出す。その時、ブログに、 ドネーター(Donator 寄付する人)である企業が、Twitterを通して広報してもらって、そのお礼をツイートした人に払う代わりにドネーティ(Donatee 寄付される人)である被災地に贈るという仕組みです。ツイー