ヒップホップ・スタートアップ


ちゃんと確認せずに部屋の電球をかえたら照らす角度がせまいせまい。ますます部屋が暗くなってしまった。

で、今月の「WIREDマガジン VOL. 11」の特集「ヒップホップ・スタートアップ」がおもしろかった。

アントレプレナーの必読書『リーン・スタートアップ』の理論は、Mixtapeビジネスの仕組みで説明できる。 成功する起業家は、みんなJay-Zを聴いている。そしてJay-Zは、音楽よりもビジネスで稼いでいる。 スタートアップに必要なすべてはヒップホップに詰まっている。
ヒップホップが好きなアントレプレナーとして、この特集記事はスルーできない。
WIRED編集部との共著『ぼくらの新・国富論』を上梓したばかりの並木裕太は、実はLA育ちの超ヒップホップフリーク。彼を起業へと導いたのは、ラッパーたちからの熱いメッセージだった!?
というわけで、元マッキンゼー史上最年少役員の並木裕太さんという方がいくつかの歌詞を超訳付きで紹介されているのだけど、これとかいいですね。
Don't be worried 'bout the next man, make sure your business tight.
競争相手のことは気にすんな、自分の存在意義をタイトにしろ。
- Get Your Monery Right (by Dr.Dre feat.The Game & Jay Z)
「tight タイト」という言葉はヒップホップの頻出語で、タイトなスケジュールとかタイトスカートで使われる「きつい」みたいな意味の他に、ヒップホップでは「かっこいい」的な意味が含まれてて、これは本当にいつも意識してる言葉。仕事に限らず、タイトに生きたいといつも思う。


すごい訳し方だけど、これもいい。
I'm not a businessman, I'm a business, man
オレはサラリーマンで終わらない。オレはアントレプレナーなんだ!
- Diamonds from Sierra Leone (by Kanye West feat. Jay-Z)
オレは商売をしてるんじゃない、オレが商売なんだ、みたいなね、わかります。オレは仕事をしてるんじゃない、オレがすることが仕事になるんだ、とか。

で、そう言われてみればいつも頭の中で繰り返してるリリックというのが僕にもあって、
くだらねぇ しょーもねえから ヒネリ出せ FUNKY FRESH
アーバン文法(スチャダラパー)



18歳の時、渋谷のブックファーストでスチャダラパーのサイン会があるというので嬉しそうに出かけていって、本を買うと裏表紙にサインしてくれて歌詞を一言ずつ書いてくれるのだけど、僕の番が回ってきた時にBOSEが書いてくれたのが「ヒネリ出せ FUN-KEY FRESH」だったんですね。怖いものでそういうのって座右の銘みたいになりますね。誰に言ってもあまり伝わらないのであまり言わないけれど、FUNでKEYなFRESHをヒネリ出すんだ、といつも思ってる。し、「くだらねぇ」とか「しょうもねぇ」とか感じる時、この言葉は本当に大きな力になってると思う。

で、この特集で大きく扱われてる Odd Future Wolf Gang Kill Them All、今回まとめてYoutube見てみたらファンになってしまった。



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