放題
今日から日本でも Kindle Unlimited サービス開始で月額980円で12万冊読み放題になって、計算するまでもなく元は取れるので早速登録してしまった。去年から Apple Music を使い始めて、これで聴き放題の読み放題。音楽聴きながら本を読んでればとりあえず幸せなので、月額1960円で幸せ放題なのだけど、どうしよう...。
子供の頃に「本やCDを我慢せずに買いたいだけ買えるようになったらどんなに幸せだろう」と思ってたような気がするけど、月額2000円弱で実現できる時代がこんなにすぐに来るだなんて。
Kindle に入ってない読みたい本とか Apple Music に入ってない聴きたい曲とか時々あるにはあるけど、問題は足りないことよりも足り過ぎてることで、数十万冊とか数百万曲とかって1000歳まで生きても触れきれない。
だいたいがそうだ。
食べ放題というのがあるけど、食べれる量には限界があるし、カロリーやプリン体が気になるお年頃なので自分でリミットをかけてしまう。飲み放題も。そんなに酔っても失言したり失敗したり失禁したり記憶を喪失したり失うものの方が圧倒的に多くて、限界は体の方にある。
服もそう。買うお金がないとか、売ってないとか、そういうところが足りないのではなくて、むしろ足りないのは着る機会や着る体の数だ。
PCの性能とか回線速度も。昔はPCが計算してる時間とかダウンロードを待ったりする時間とかもあって、そういう制約が作業速度のボトルネックになってたこともあるけど、今はそんなことはまるでなくて、ボトルネックになるのはいつも自分のモチベーションの方だ。
車も。200 km/h のスピードが出る車でも、法律の制限速度があるし、それがなかったとしても、そもそもそんなに急いで行きたい場所の方がないし、スーパー銭湯にスーパーカーで行っても仕方ないし。
放題。なんて幸せなんだろう、と思う反面、お腹いっぱいで死にそう。