同じでもなく違うでもなく

シロシベのお仕事でデンマークはオーフス(Århus)にやってきました。特にトラブルもなく到着できました。時差ぼけで早朝覚醒しているのでブログの更新。

今回はスカンジナビア航空、もちろん窓側です。


前からうすうす気づいてはいましたが、飛行機の窓から見える景色が好きなんですね。いくら見てても飽きないんですね。他の乗客の方を見ててもそんなに窓の外を見てる人はいないし、通路側を選ぶ人が多いし、多くの人はそんなに興味ないのかな。


夕焼け、朝焼け、何焼けっていうのかしらないけど、焼けるもいいですね。どのタイミングで日が沈んで上るのかよく分からないこともあって、見張ってないと見逃してしまうんです。このせいで飛行機での熟睡が妨げられているということに今回気づきました。


110201

今回は、綾屋紗月と熊谷晋一郎の「つながりの作法―同じでもなく違うでもなく」を読んで、リプリー(The Talented Mr. Ripley)という映画を見ました。空を見ながら気もそぞろに。


「つながりの作法」いろいろ考えさせられました。印象的な言葉のメモだけ。引用だけでなく僕の解釈もちょっとまざってます。
密室的な関係のなかでは、「健常者幻想(スーパーマンのような完璧な健常人をイメージしがち)」と「厳しい社会幻想(外の世界を過剰に恐れる態度)」という2つの幻想がふくれがる。この2つは生きていく上で最も大切な2つの「信頼」を損なわせる。「健常者幻想」は自分の至らなさばかりに目を向けさせ、自身への信頼を奪い続ける。「厳しい社会幻想」は無理解で無慈悲な社会の側面ばかりに目を向けさせ、なんとかなるさ、という世界への信頼を損なわせる。
べてるの当事者研究についての考察で展開される「治療の理論」「社会運動の理論」「研究の理論」。「治療の論理」はモデルとしての健常者に個人が近づくことが目指される理論、「社会運動の理論」は理解のない社会の変化が目指される理論、どちらも同化的圧力がかかるもので、多様性が否定されがち。研究の理論では、個々の当事者の日常の実践、エピソード、試行錯誤が1次データであり、多様性が否定されるどころか尊重され、かつ、ばらばらにならずに一つの方向を持ち得る。当事者研究の美点は、この「研究の理論」にあるのではないか。
AAで語り継がれる「平安の祈り」
神様 私にお与えください
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものは変えていく勇気を
そして二つの見分ける賢さを


同じと違う、変わると変わらない。。。いつみても同じようで全然違う雲の上の空を見ながら考えたフライトでした。


コペンハーゲン空港かっこいい。

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