怖い話


ええと、真っ黒の家があったんやぁ。その中にぃ、入ってみるとぉ...「ギャッッツ!」と音がして、ドアが開いて、それで、パーちゃんとチチちゃんが入ったら、自分の家やったん(笑)。それでな、ありんこさんがなぁ、入ってくるとな、かわいいかわいい女の子がいたん。「ありこんさん、好きだわよ」と女の子が言うたん。それで、女の子はしろ…、あちゃうわ、目が赤かって、泣いてたん。それで「ガッ!」って女の子が言いました。そうすると、夢を見たんでした。その夢がすっごく怖かったです。その女の子は怪物にやられて、もう、赤い目になってしまいました。おしまい。
お兄ちゃんの「紫の話」もそうだけど、オーディエンスの行間を読む能力に期待しすぎ。

というか、教えても頼んでもいないのに、覚えたての言葉で空想の物語を語り出すのがとても不思議だ(なぜか怖い話が多いのも不思議)。大人になると、小説家のような一部の人は物語を紡ぐけど、日常会話に空想の物語が出てくることってあまりない。これって言葉の力のとても大きな部分を使わずに過ごしてしまっているんじゃないか、と思う。


130919

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