東京陰翳礼讃
関西では夜の街が暗くなったりしてないのですが、というか滋賀のこのあたりはもともと夜は明るくはなく、シロシベの部屋は相変わらず暗いですが、東京も今暗いと聞きます。
で、ふと、去年の9月この写真に「東京、電気使いすぎ。」と書いてツイートしたら、「でも、きれい」という感じの@返信がいくつかあったことを思い出しました。もちろん、僕もきれいだと思ってアップしてるんですけども、一方で明るすぎるのやめてほしいと思っている部分もあって、まあでも反論するものなんだし、きれいだしいいか、ということになっていました。明るすぎるのが嫌というのは、電気使い過ぎという理性的な理由よりも、むしろ、明るすぎると仕事に集中できない、お酒を飲んでも気持ちよく酔えない、みたいな理由です。
原研哉さんがさっき、
街の暗さが案外心地良い。電気をたくさん使う生活は野蛮で原始的だ、と思えるような感じ方と照明方法の洗練にたどりつくチャンスかも。 @haraken_tokyo
ってツイートされてて、これほんとにそう思います。
こんなことを言うのはまだ時期尚早なのかもしれないけど、被災地がより美しく復興することを願いつつ、東京の街もこれを機により美しい陰影のある街になったらいいのにな、と思っています。