中心にあって生気を発するもの
白川静の辞書で「蕊」の字を調べようと思ってからはや3週間。「字通」で調べてみました。
音:ズイ 訓:はな しべ
声符は惢(ずい)。惢はしべの形。蕊はその形声の字。道教では香華で荘厳する仙宮を蕊宮、書を蕊書・蕊簡のようにいう。蘂は俗字であるが、一般にその字が用いられる。
①ずい、はな、しべ。
②むらがり咲く、むらがりはえる。
蕊 njiuai 、髓(髄) siuai は声義近く、その中心にあって、生気を発するものをいう。
「動物:髄 = 植物:蕊」みたいな感じなんでしょうか。「中心にあって生気を発するもの」いい字じゃないですか。